森を開拓して馬を飼う。

森を開拓して馬を飼うブログです。

緑のマキバ?

UnsplashのLouise Pilgaardが撮影した写真

はじめの年は、牧草が育たなくて苦労したが、

今年は、去年に比べかなり成績が良かった。

白くローバーはかなり根付いたし、チモシーやアルファルファも目に付くようになってきた。

 

何が良かったのか?

  1. 1年目根付いた牧草がしっかり生えてきた
  2. しっかり温かくなってから播種した
  3. 既に草が生えているため、播いた種が流出しにくかった
  4. 谷地(湿地)についてはイタリアンライグラスが非常に良かった
    • 1年草なので来年も播種が必要
    • イタリアンが育ったおかげで水はけも少し改善した
    • 因みに去年はメドウフェスク主体
  5. 一昨年前に播いた馬糞堆肥が効力を発揮した(明らかに播いた部分の成長が違った)
  6. 生えにくいところはまずクローバーを播き、根付いたらイネ科を播くと良いみたい。
  7. 昨年末フロストシーディングしたのも良かった。
    • 雑草予防効果は?だったが・・・
    • フロストシーディングについては、機会があればまた書きます。

 

いくつか懸念もあった。

  1. 寄生虫予防の観点で言うと、馬糞を播くのはイマイチかも・・・
    • 馬自身が食べながらボロしているから、これについては目くじら立てなくても良いかも(笑)
    • しっかり温度が上がった完熟堆肥なら問題ないと思う。うちのは発酵不十分なのが問題
  2. 牧草が伸びる以上に雑草の生長が著しかった。
    • 特に、ギシギシ、ヨモギセイタカアワダチソウ、イタドリ、フキ、シロザなどがはびこった
    • 少し大きくなってから掃除刈りを・・・、などと思っていたらあれよあれよいう間に巨大化し、茎が太くて刈るのが大変だった。なのに、冬になるとキレイに枯れてなくなるのがちょと悔しい。(枯れなければなお困るが)
    • 掃除刈りが間に合わず結実しまった雑草もかなりあり、来年は気合いを入れて刈る必要がありそう。
  3. 馬はロールの乾草を好んで食べていた。
    • もう少し、生えてきた草も食べてくれたら良いのに。。。
    • 因みに、あとから来たポニーは生草を好んで食べている。

 

全体的には、ゆっくりと土壌のステージが上がっていると思う。

  • ギシギシ、白くローバー→ステージ1
  • シロザ →ステージ2
  • 因みに、キッチンガーデンは今年ついにハコベが生え、ステージ3に突入した。祝

やはり、馬糞堆肥の力はすごい。

馬たちにしてみれば、トイレで食べているようなものだから、乾草を好むのかも知れないが。もっと、放牧地が広ければゆっくり草も食べられるかもなんだけどなぁ。狭い分面積あたりの馬糞の濃度がはやめに上がっていく。

 

堆肥の発酵はまだまだ課題。きちんとまとめてシートを掛けるとかなり良い感じで発酵するのだが時間がかかる。この件についてはまたどこかで書きます。

 

飼料覚書⑤ サプリメントをどうするか?

ありがとうございます。

実に久しぶりの更新である。

 

このブログの存在をほぼ忘れかけていたのだが、

なんと有り難いことに読者の方からコメントを頂いた。

 

fukidashi05.png (472×415)フキダシのイラスト「ノーマル」フキダシのイラスト「長方形」

 

試行錯誤の記録が誰かのお役に立てるなら、幸せだ。

ありがとうございます。

 

サプリメントについて、

その後どうしたかお知りになりたいとのリクエストだったので、

久々に覚書を更新することにした。

 

セーフティー30

まず結論から言うと、うちは現在、北海道ホースフィードさんのセーフティー30という飼料を使っている。

horsefeed.jp

 

horsefeed.jp

 

理由としては、以前の覚書にもすこし書いたけど、

  1. 手が滑って過剰投与するのが心配
  2. コスパ
  3. SUKOYAKAのデータにデフォルトで入っているため計算しやすい

というあたり。

 

ちなみに担当の営業さんの話では、

ホースメアチェンジ

もオススメとのこと。

「ホースメアチェンジ1.7~2.0㎏を1.0㎏に凝縮したのがセーフティ」

というイメージなのだそう。

 

Ca, P, Mgが過剰投与になってしまうが、

Mgは牧草に豊富に含まれるため要求量100%を超えるのが通常だし、

高CaはPが低すぎなければ問題にならない。

 

このあたりの話は、担当の方が丁寧に教えてくれた。

 

SUKOYAKA上は、セーフティーの標準投与量よりかなり少ない量で

必用な栄養を補えるため、朝晩ほんの少量を与えている。

 

カルシウムについて

バランス上、Caがやや不足気味なため、

1日1回少しだけカルシウム製剤を足しているが、

これに関しては、担当さんに言わせると

「この程度なら健康被害は心配ないが、やや無駄かも知れないですね。」

ということらしい。

まぁ、少量しか与えないので、一袋でものすごく長期間使える。

 

カルメイト

(当初はペレット状のものにしようと考えていたが、補正にはリンが少ないこちらを薦められた。実際のところ、超絶コスパが良い。笑 馬たちはあまり美味しくないみたいで、白い粉が飼い桶に残っていたりするが・・・。)

 

SUKOYAKAが立ち上がらない・・・?

これが最適解なのかは、まだ不明。

 

たまには、SUKOYAKAで検証しないとなぁー。

と久々にアプリを立ち上げたところ・・・

 

なんと!

バグって立ち上がらない。

どうしよう。

 

何かまずいことでもしたのだろうか。

結構前にリリースされたソフトなので、最近のPCでは使えないのか。

軽種馬協会にお問い合わせ中。

 

まぁ、日々の飼料の骨格は大体決まったので(って言うか、ほぼ牧草のみなんですが)、やはり毎日馬体を見ながら微調整する事が大事なんだろうなぁ。

 

薪割りことはじめ

冬を迎える前に、割っておきたい木が溜まってきた。

薪ストーブを使い始めると、

必然的にいつかは斧の購入を考えはじめる。

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斧と言えば、とりあえず恐ろしげな印象しかない・・・

 

なんと言っても薪割り機は高い。

それに、置き場所も必要だ。

それなりに動いてくれるものとなると、10万金が出てしまう。

 

ストーブ屋さんに相談して、お薦めされるままにオーストリアはMuller社のDynam-axなる斧を購入した。

www.amazon.co.jp

Amazonは「18禁」の表示が出て最初変なところに行ってしまったのかと焦りますが、クリックすると斧にたどり着きます。割引もあって良いかも?)

 

 

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何でもこれが結構特殊な形状らしい。初めてなので分からないが・・・

mueller-hammerwerk.at

↑本家のサイト。素敵。

 

 

重いし、長いし、本当に怖い。

それでしばらく(1ヶ月くらい?)玄関脇に置いたままになっていた。

何なら、歯(?)のカバーもないので、それだけでも怖かった。

 

 

気温も下がり、雪の季節へのカウントダウンが始まっている。

あの高価な斧をそのままにしておいて良いものか。

慣れている知人宅では、奥さんが薪割りしている。

ってことは、女性でも薪割りできるはず・・・

 

 

やっと、心が決まって、薪割りチャレンジすることに。

いざやってみると、直径20センチの玉切りがきれいに割れていく。

重いので振り下ろさなくてもOK。

 

 

息は切れるし、色々考えると怖くなるが、玉切りを上手くセットすれば大丈夫。

自動巻き割り木がなくても、なんとかやっていけそうな気がしてきた。

 

安全第一で、少しずつ、割っていこう。。

 

 

 

飼料覚書 その3〜 サプリについて:セレン、ビタミンE、銅、ビタミンD

久しぶりの飼料覚書です。

 

乾草が新しくなったので、また分析に出したいな・・・

販売元によって、どれくらい品質が違うものなのか、

同じ農家さんでもどれくらいばらつきがあるのか、知りたい。

 

馬たちは体も戻り、むしろ肥えてきたので、乾草だけの給餌にしようと思っている。

ただ、乾草だけだと足りない栄養素もいろいろあるので、サプリメントを検討中。

 

  • ビートパルプはCa補給には良いが、栄養オーバーになってしまうのでいったん中止。
  • 乾草+放牧草で足りない可能性が高いのはセレンビタミンD

<セレン>

  • セレンは要求量と中毒量(過 剰摂取による中毒症状の発現が懸念される摂取量)の差 が少ない栄養素であることから、添加飼料の重複利用による過剰給与には注意が必要
  • 急性セレン中毒の症状:視力低下、過度の発汗、疝痛、下痢など
  • 慢性セレン中毒の症状:たてがみや尾の脱毛、蹄の変形や裂蹄など
  • フスマ大豆かすはセレン多め
  • セレンの中毒量は飼料1kgあたり2mg

<ビタミンE>

  • ビタミン E も不足しやすい栄養素
  • ビタミンEはの含有率はエンバクなどの濃厚飼料で低く、牧草では変動幅が大きい→乾草+濃厚飼料では足りない。
  • セレンのような過剰摂取による中毒症状はビタミンEでは確認されておらず、ある程度余裕をみた補給は問題ない。
  • 飼料を乾物として1日に10kg給与してい る場合には、総量としてセレンは2mg、ビタミン E は1200IU 含まれていなければならない。

ビタミンD

  • 天日乾燥された乾草にはビタミン D が豊富 に含まれているうえ、屋外で日光を浴びる機会がある馬で は紫外線により体内でビタミン D が合成される。一方、 ビタミン D を過剰に摂取すると骨格筋や動脈、心筋など の軟部組織にまで石灰を沈着させてしまい、それら組織の 機能障害を起こさせる。したがって、通常の飼養管理が 行われている馬にはビタミン D の補給は必要がない

<銅・亜鉛

  • 銅と亜鉛の適正比率は1:3~4
  • 亜鉛の効果
    • 遺伝子の構造安定
    • 傷の治癒力アップ
    • 免疫システムの保持
    • 骨格の発達
    •  外皮質の保持と毛や爪(蹄)の発育。
    • 味覚と食欲の保持。
    •  視力、暗視力と眼球質の保持。
    • プロラクチンホルモン(PRL:泌乳促進ホルモン)の生成。甲状腺ホルモンの生成。
    • 生殖器官の発達と機能調整。テストステロン(男性ホルモンの一種)の生産。
      性本能エネルギーの発生。胎児の発生と成長。 精子形成。
    • 成長ホルモンの生成。 脳下垂体水準の減退防止。
  • 過剰投与
  • 繁殖牝馬にはより多い投与が必要

 

というわけで、まとめます。

  • 草だけでほぼエネルギーは足りている
  • 今使っているセーフティー30でだいたいOKだが、カルシウムは足りない
  • カルシウム製剤は別に買って少し補充する

 

参考)

  1. 愛馬のためのカイバ道場 | JRAファシリティーズ株式会社

  2. 馬の獣医診療 (株)NOMADOC

 
 
 

マロウティー

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マロウティー 酢を入れるとピンクになるらしいがこの色が良い

ロウってわかりますか?

和名:ウスベニタチアオイ

マシュマロの語源らしいです。

昔は根からとった成分でマシュマロを作っていたそう。(多分)

 

最近、YouTubeの影響で「種まき」にハマり、大量(=一袋分)のマロウを生産してしまいました。

 

ピートバンとセルトレイでこんなに発芽してくれるなんて、感動。

すくすく成長してくれてさらに感動。

成長は止まることなく、予想をはるかに超えて、人の背丈くらいに成長し、青い花が毎朝たくさん咲く。とっても強くて感動‼️

 

種まき愛は深まるばかり。苦笑

 

花を乾燥させてハーブティーを作ることができます。

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カップに入れるとこんな感じ 舌触りはわずかに粘着質。喉に良いとか

紫がかった青色。

味は・・・特別美味しくはないが、お茶として許容可能だと思います。

香りとか、味とかはあまりない感じ。

喉に良いそうで、かすかにとろっとした舌触りです。

清涼感と種まきの成果を感じさせてくれて、大満足。

 

酸?を入れるとピンクになるらしいのだが、この色が私は好きです。

暗渠

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溝を重機で作成

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思ったより浅くなってしまった

暗渠(あんきょ)という言葉。

数年前は知らなかった。

明渠(めいきょ)との違いも・・・

 

【暗渠(あんきょ)】

地下に設けられていて外からは見えない水溝(すいこう)。流水面が見える水路開渠または明渠とよぶのに対する語で、目的、構造の異なる排水暗under drain、集水暗渠collecting channel、通水暗渠closed conduitの総称。

コトバンクより抜粋)

 

そんなものを自分で作る日が来ようとは。

 

YouTubeで事前学習。安定のわかりやすさ。

水たまりやぐじゅぐじゅが無くなる映像を見て、俄然やる気が出た。

 

相方と喧嘩しながら一日かけて作成。

ビリの下に不織布を巻いた10cm径のコルゲート管を埋め込む。だんだん溝が浅くなり、40センチくらいの深さにするつもりが、一部20センチ程になってしまった。

コルゲート管(30メートル)はホームセンターで2万円くらい。

高いのか安いのかわからないが、年単位で地面がぐちゃぐちゃしなくなるなら価値はある。

最後に重機で踏み固め終了。

雨よ、さあ来い〜〜

 

 

 

ソバのその後

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高嶺ルビー

アレロパシーを期待して播いたソバ。

素晴らしい花が咲いた。しかも花期が長い。

しかし、肝腎のアレロパシーは、雑草に負けている印象。

 

種まきしたあと掃除狩りしなかったのが悔やまれる。あの一手間が、面倒くさい…

 

収穫の予定はないので、このままこぼれ種で毎年少しずつ浸食を狙ってみるか。