緑のマキバ?
はじめの年は、牧草が育たなくて苦労したが、
今年は、去年に比べかなり成績が良かった。
白くローバーはかなり根付いたし、チモシーやアルファルファも目に付くようになってきた。
何が良かったのか?
- 1年目根付いた牧草がしっかり生えてきた
- しっかり温かくなってから播種した
- 既に草が生えているため、播いた種が流出しにくかった
- 谷地(湿地)についてはイタリアンライグラスが非常に良かった
- 1年草なので来年も播種が必要
- イタリアンが育ったおかげで水はけも少し改善した
- 因みに去年はメドウフェスク主体
- 一昨年前に播いた馬糞堆肥が効力を発揮した(明らかに播いた部分の成長が違った)
- 生えにくいところはまずクローバーを播き、根付いたらイネ科を播くと良いみたい。
- 昨年末フロストシーディングしたのも良かった。
- 雑草予防効果は?だったが・・・
- フロストシーディングについては、機会があればまた書きます。
いくつか懸念もあった。
- 寄生虫予防の観点で言うと、馬糞を播くのはイマイチかも・・・
- 馬自身が食べながらボロしているから、これについては目くじら立てなくても良いかも(笑)
- しっかり温度が上がった完熟堆肥なら問題ないと思う。うちのは発酵不十分なのが問題
- 牧草が伸びる以上に雑草の生長が著しかった。
- 特に、ギシギシ、ヨモギ、セイタカアワダチソウ、イタドリ、フキ、シロザなどがはびこった
- 少し大きくなってから掃除刈りを・・・、などと思っていたらあれよあれよいう間に巨大化し、茎が太くて刈るのが大変だった。なのに、冬になるとキレイに枯れてなくなるのがちょと悔しい。(枯れなければなお困るが)
- 掃除刈りが間に合わず結実しまった雑草もかなりあり、来年は気合いを入れて刈る必要がありそう。
- 馬はロールの乾草を好んで食べていた。
- もう少し、生えてきた草も食べてくれたら良いのに。。。
- 因みに、あとから来たポニーは生草を好んで食べている。
全体的には、ゆっくりと土壌のステージが上がっていると思う。
- ギシギシ、白くローバー→ステージ1
- シロザ →ステージ2
- 因みに、キッチンガーデンは今年ついにハコベが生え、ステージ3に突入した。祝
やはり、馬糞堆肥の力はすごい。
馬たちにしてみれば、トイレで食べているようなものだから、乾草を好むのかも知れないが。もっと、放牧地が広ければゆっくり草も食べられるかもなんだけどなぁ。狭い分面積あたりの馬糞の濃度がはやめに上がっていく。
堆肥の発酵はまだまだ課題。きちんとまとめてシートを掛けるとかなり良い感じで発酵するのだが時間がかかる。この件についてはまたどこかで書きます。
飼料覚書⑤ サプリメントをどうするか?
ありがとうございます。
実に久しぶりの更新である。
このブログの存在をほぼ忘れかけていたのだが、
なんと有り難いことに読者の方からコメントを頂いた。
試行錯誤の記録が誰かのお役に立てるなら、幸せだ。
ありがとうございます。
サプリメントについて、
その後どうしたかお知りになりたいとのリクエストだったので、
久々に覚書を更新することにした。
セーフティー30
まず結論から言うと、うちは現在、北海道ホースフィードさんのセーフティー30という飼料を使っている。
理由としては、以前の覚書にもすこし書いたけど、
- 手が滑って過剰投与するのが心配
- コスパ
- SUKOYAKAのデータにデフォルトで入っているため計算しやすい
というあたり。
ちなみに担当の営業さんの話では、
もオススメとのこと。
「ホースメアチェンジ1.7~2.0㎏を1.0㎏に凝縮したのがセーフティ」
というイメージなのだそう。
Ca, P, Mgが過剰投与になってしまうが、
Mgは牧草に豊富に含まれるため要求量100%を超えるのが通常だし、
高CaはPが低すぎなければ問題にならない。
このあたりの話は、担当の方が丁寧に教えてくれた。
SUKOYAKA上は、セーフティーの標準投与量よりかなり少ない量で
必用な栄養を補えるため、朝晩ほんの少量を与えている。
カルシウムについて
バランス上、Caがやや不足気味なため、
1日1回少しだけカルシウム製剤を足しているが、
これに関しては、担当さんに言わせると
「この程度なら健康被害は心配ないが、やや無駄かも知れないですね。」
ということらしい。
まぁ、少量しか与えないので、一袋でものすごく長期間使える。
(当初はペレット状のものにしようと考えていたが、補正にはリンが少ないこちらを薦められた。実際のところ、超絶コスパが良い。笑 馬たちはあまり美味しくないみたいで、白い粉が飼い桶に残っていたりするが・・・。)
SUKOYAKAが立ち上がらない・・・?
これが最適解なのかは、まだ不明。
たまには、SUKOYAKAで検証しないとなぁー。
と久々にアプリを立ち上げたところ・・・
なんと!
バグって立ち上がらない。
どうしよう。
何かまずいことでもしたのだろうか。
結構前にリリースされたソフトなので、最近のPCでは使えないのか。
軽種馬協会にお問い合わせ中。
まぁ、日々の飼料の骨格は大体決まったので(って言うか、ほぼ牧草のみなんですが)、やはり毎日馬体を見ながら微調整する事が大事なんだろうなぁ。
薪割りことはじめ
冬を迎える前に、割っておきたい木が溜まってきた。
薪ストーブを使い始めると、
必然的にいつかは斧の購入を考えはじめる。
なんと言っても薪割り機は高い。
それに、置き場所も必要だ。
それなりに動いてくれるものとなると、10万金が出てしまう。
ストーブ屋さんに相談して、お薦めされるままにオーストリアはMuller社のDynam-axなる斧を購入した。
(Amazonは「18禁」の表示が出て最初変なところに行ってしまったのかと焦りますが、クリックすると斧にたどり着きます。割引もあって良いかも?)
↑本家のサイト。素敵。
重いし、長いし、本当に怖い。
それでしばらく(1ヶ月くらい?)玄関脇に置いたままになっていた。
何なら、歯(?)のカバーもないので、それだけでも怖かった。
気温も下がり、雪の季節へのカウントダウンが始まっている。
あの高価な斧をそのままにしておいて良いものか。
慣れている知人宅では、奥さんが薪割りしている。
ってことは、女性でも薪割りできるはず・・・
やっと、心が決まって、薪割りチャレンジすることに。
いざやってみると、直径20センチの玉切りがきれいに割れていく。
重いので振り下ろさなくてもOK。
息は切れるし、色々考えると怖くなるが、玉切りを上手くセットすれば大丈夫。
自動巻き割り木がなくても、なんとかやっていけそうな気がしてきた。
安全第一で、少しずつ、割っていこう。。
飼料覚書 その3〜 サプリについて:セレン、ビタミンE、銅、ビタミンD
久しぶりの飼料覚書です。
乾草が新しくなったので、また分析に出したいな・・・
販売元によって、どれくらい品質が違うものなのか、
同じ農家さんでもどれくらいばらつきがあるのか、知りたい。
馬たちは体も戻り、むしろ肥えてきたので、乾草だけの給餌にしようと思っている。
ただ、乾草だけだと足りない栄養素もいろいろあるので、サプリメントを検討中。
- ビートパルプはCa補給には良いが、栄養オーバーになってしまうのでいったん中止。
- 乾草+放牧草で足りない可能性が高いのは銅とセレンとビタミンD
<セレン>
- セレンは要求量と中毒量(過 剰摂取による中毒症状の発現が懸念される摂取量)の差 が少ない栄養素であることから、添加飼料の重複利用による過剰給与には注意が必要
- 急性セレン中毒の症状:視力低下、過度の発汗、疝痛、下痢など
- 慢性セレン中毒の症状:たてがみや尾の脱毛、蹄の変形や裂蹄など
- フスマや大豆かすはセレン多め
- セレンの中毒量は飼料1kgあたり2mg
<ビタミンE>
- ビタミン E も不足しやすい栄養素
- ビタミンEはの含有率はエンバクなどの濃厚飼料で低く、牧草では変動幅が大きい→乾草+濃厚飼料では足りない。
- セレンのような過剰摂取による中毒症状はビタミンEでは確認されておらず、ある程度余裕をみた補給は問題ない。
- 飼料を乾物として1日に10kg給与してい る場合には、総量としてセレンは2mg、ビタミン E は1200IU 含まれていなければならない。
<ビタミンD>
- 天日乾燥された乾草にはビタミン D が豊富 に含まれているうえ、屋外で日光を浴びる機会がある馬で は紫外線により体内でビタミン D が合成される。一方、 ビタミン D を過剰に摂取すると骨格筋や動脈、心筋など の軟部組織にまで石灰を沈着させてしまい、それら組織の 機能障害を起こさせる。したがって、通常の飼養管理が 行われている馬にはビタミン D の補給は必要がない
マロウティー
マロウってわかりますか?
和名:ウスベニタチアオイ
マシュマロの語源らしいです。
昔は根からとった成分でマシュマロを作っていたそう。(多分)
最近、YouTubeの影響で「種まき」にハマり、大量(=一袋分)のマロウを生産してしまいました。
ピートバンとセルトレイでこんなに発芽してくれるなんて、感動。
すくすく成長してくれてさらに感動。
成長は止まることなく、予想をはるかに超えて、人の背丈くらいに成長し、青い花が毎朝たくさん咲く。とっても強くて感動‼️
種まき愛は深まるばかり。苦笑
花を乾燥させてハーブティーを作ることができます。
紫がかった青色。
味は・・・特別美味しくはないが、お茶として許容可能だと思います。
香りとか、味とかはあまりない感じ。
喉に良いそうで、かすかにとろっとした舌触りです。
清涼感と種まきの成果を感じさせてくれて、大満足。
酸?を入れるとピンクになるらしいのだが、この色が私は好きです。
暗渠
暗渠(あんきょ)という言葉。
数年前は知らなかった。
明渠(めいきょ)との違いも・・・
【暗渠(あんきょ)】
地下に設けられていて外からは見えない水溝(すいこう)。流水面が見える水路を開渠または明渠とよぶのに対する語で、目的、構造の異なる排水暗渠under drain、集水暗渠collecting channel、通水暗渠closed conduitの総称。
(コトバンクより抜粋)
そんなものを自分で作る日が来ようとは。
YouTubeで事前学習。安定のわかりやすさ。
水たまりやぐじゅぐじゅが無くなる映像を見て、俄然やる気が出た。
相方と喧嘩しながら一日かけて作成。
ビリの下に不織布を巻いた10cm径のコルゲート管を埋め込む。だんだん溝が浅くなり、40センチくらいの深さにするつもりが、一部20センチ程になってしまった。
コルゲート管(30メートル)はホームセンターで2万円くらい。
高いのか安いのかわからないが、年単位で地面がぐちゃぐちゃしなくなるなら価値はある。
最後に重機で踏み固め終了。
雨よ、さあ来い〜〜